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薬の影響、見極めに限界 (2) 2009年6月17日 提供:共同通信社
(編集責任者:admin5)【解説】服用と異常行動の因果関係が不明として、厚生労働省の調査会が10代患者へのタミフル原則使用中止の継続を決めたことは、インフルエンザという病気自体が異常行動を引き起こす可能性がある中で、薬の影響を見極める調査の限界を示した。 中止継続は、今後も慎重な使用を医療現場に促し、重大事故を防ごうとする現実的な判断といえるが、一方でタミフルは新型インフルエンザ対策の柱でもある。必要な場合は10代患者にも適切に使えるよう、厚労省は具体的な方策を示す必要がある。 うわ言などの異常行動がインフルエンザ患者に起こることは以前から知られており、今回の判断では、転落死などの重大事故が病気自体によるものか、タミフル服用が影響したものかの見極めが最大の焦点だった。 同省研究班の調査では、危険な行動をした患者の数が少なく解析が困難だった上、異常行動を起こしやすい高熱の患者の方がタミフルを処方されやすい傾向もあり、服用の有無だけで原因を特定することが難しかった。研究班は新たな調査の必要性を指摘したが、中止継続という状況下でこれ以上多くの症例が集まるとは考えにくく、実現の可能性は乏しい。 一連の調査でこれまでに分かったことは、タミフルを飲まなくても危険な行動が起き、発熱から2日以内に多いということだ。今冬は新型の流行で患者の増加も懸念される。服用の有無にかかわらず、家族や周囲の人は患者をより注意深く見守ることが必要だ。 |